シール通販は形状と納品形態に注意

オリジナルシールを作成するには、まずデザインを決めなければなりません。近年ではパソコンソフトを利用すれば、自分で手軽にデザインできるようになっています。
通販の印刷会社に依頼する場合は、データ入稿の形をとるのが一般的です。通販でも希望するサイズ、デザインのシールを作成できます。
シールは台紙と糊、用紙の3層構造になっており、カットされた状態で納品されます。断裁とは台紙と用紙を同じサイズに切り落とす方法です。これに対し用紙のみに切り込みを入れ、周辺の台紙・用紙を残す方法はハーフカットと呼ばれます。ハーフカットは周辺部が残っているため剥がしやすく、ハーフカットを追加することにより、1枚の用紙に複数のデザインを入れたり、ドーナツ型など多様なデザインも可能になります。

カットパス作成の注意点

台紙から剥がして他のものに貼るためには、例えば丸や四角形などのように線で囲まれた閉じられた形にカットする必要があります。カットパスとはシールをどのようにカットするかを印刷会社に指示する線のことであり、具体的にはデザイン系アプリケーションのパスツール機能で作成したパスデータを指します。
印刷会社はパスデータを元にカットを行うため、カットパスは必ずパスデータの形で入稿しなければなりません。シールの形によってはカットできなかったり、修正が必要となることもあります。きれいに仕上げるためには、シンプルな形状や切り込みの角度が90度以上になるよう心がけましょう。
カットパスの数によっては追加料金が必要となる場合があります。カットパス数は、アプリケーションのオブジェクト情報で確認可能です。

シール通販の納品形態

シールはカット方法だけでなく、納品形態によっても使い勝手が違ってきます。1枚の用紙に同じデザインが複数枚印刷されたものは、業務用など配布以外の用途に適しています。追加料金不要なので、コストを重視する方におすすめです。
1枚の台紙にハーフカットされたデザインが1パターンずつ印刷されたタイプは、はがしやすくなっており、ノベルティなど配布用に適した納品形態です。デザイン1パターンごとに断裁したものは剥がしづらいものの、台紙が見えないため高級感があります。別途料金が必要となりますが、配布用など見栄えを重視したい用途に適しています。
通販の印刷会社の中には、カットしたシールを1シートずつ袋詰にして納品してくれるところもあります。納品形態についても、事前に確認しておきましょう。

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